【カギを握るのは“人間力”と“専門性”】AIは、エンジニアの価値を奪うのか
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生成AIの進化によって、エンジニアを取り巻く環境は大きく変わりつつあります。「コーディングの仕事は、いずれなくなってしまうのではないか」「これから何を学んでいけばよいのか」——そうした不安の声を耳にする機会も、以前より増えてきました。
E-agent代表・大橋は、この問いに対して明確な考えを持っています。それは、AIが作業を代替すればするほど、問いを立てる力」「品質を見極める専門性」「誠実に人と向き合う人間力」の価値はむしろ高まっていくというもの。今回の記事では、AI時代におけるエンジニアの価値・そしてE-agentが大切にしている考え方について詳細にお伝えしていきます。

専門家は、必要なくなるのか
AIの進歩により、短時間でプログラムを組めるようになった現代。では…誰もがAIでコードを書けるようになれば、専門家としてのエンジニアは必要なくなるのでしょうか。
その問いに、E-agentは『NO』と答えます。
顧客、ひいては社会に求められているのは小手先の解決策ではなく、あくまで本質的な課題。「AIでプログラムを作れること」と「社会で安全に使える品質のシステムを作れること」は、決して同じではありません。ルールとの整合性、レビュー、品質保証など、そこには必ず別の専門性が必要になります。したがって人間の仕事がなくなるのではなく、AIが担える領域の品質が向上することで「その先にある付加価値」を人々がより深く追及できるようになる。それが、E-agentとしての見解です。

自動化により問われる、”その先”の価値
例えば工場では産業ロボットが人間より速いスピードで製品を作り、食品の製造ラインなども高度に自動化されています。仕組みそのものが巨大なロボットのようになり、こだわりの味はカップ麺で簡単に再現できるようになりました。
しかし、料理人や食の価値そのものがなくなってしまったかと言えば…まったくそんなことはありません。AIによるプログラミングも、同じような変化のひとつとして捉えることができると代表・大橋は話します。

実際は作る工程が簡単になるほど、評価し、制御する力が重要になる。誰もが作れるようになった後には、本当に使える品質か、安全か、社会のルールに適合しているかを確認する力が求められる。自動化は専門性を不要にするのではなく、専門性の「レベル」を一段引き上げるものだと言えるでしょう。
主体性が、「作業」を「仕事」へと昇華する
エンジニアだけでなく、営業にとってもAIは心強い味方です。技術に関する知識が不足していても、AIを使って分からない情報を整理し、理解できる状態へと近づけられる時代になりました。
しかし、単にAIへ質問を投げるだけでは“使いこなせている状態”とは言い難いでしょう。重要なポイントは、「自分で問いを立てる」ということ。何を知るべきなのか。どこまで掘り下げる必要があるのか。そもそも、解決すべき課題は何なのか――AIが返す答えの精度は、人が立てる問いの精度によって大きく変わる。AIの使い方にも、その人のセンスや思考力がハッキリと表れるのです。
指示されたことをそのまま行なうのは「作業」にすぎないと大橋は語ります。背景を読み解き、自分で問いを立て、必要な準備や仕込みまで行なって初めて「仕事」と呼べる。AIが答えを出してくれるからこそ、AIを使って何を解決するかを考える主体性がこれまで以上に問われているのです。この力は、営業にもエンジニアにも共通して求められるものだと私たちは考えています。

最後に残る差は、”人間らしさ”
「AIになればなるほど、人間らしさ、人間力なんですよ」
大橋が特に強調して語っていたのが、この言葉。知識や作業の一部をAIが代替するほど、「人間としてどのように相手と接するか」が差別化の要因になっていくという考え方です。
例えば、気持ちのよい挨拶ができること。相手の話を丁寧に聞くこと。分からないことや失敗を誤魔化さず、正直に伝えること。どれも非常に基本的なことですが、そうした振る舞いが改めて重要な意味を持つ時代に入っていると私たちは考えています。

E-agentが目指すのは、表面的に良く見える組織ではありません。大橋の言葉を借りれば、「目指せ、自然パワー」。自分を偽らず、相手に対して誠実であることを、無理なく、力まず日常の中で実践できる組織。自然が本来持つ調和したパワーが発揮できるような組織です。
それが当たり前になれば、所属するメンバーの“人間力”も必然的に高まっていく。顧客の思いや本当の課題をくみ取り、自分の言葉で整理できるようになる。こうした力は、これからの時代に活躍するエンジニアや営業にとって欠かせないものになるでしょう。
AIと共に生きる、これからのエンジニアへ
倫理、道徳、品質、責任…人間が判断しなければならない領域は、AIが進化しても残り続けます。AIを社会で活用する以上、人間にとって適切な仕組みになるように私たちがコントロールし続ける必要があるからです。
「AIができるから」と学ぶことをやめてしまえば、AI活用は本来目指していたものとは違う方向へ進んでしまう。だからこそE-agentではAIの操作方法だけでなく、倫理観や責任感、そして自ら問いを立てる力を育てる教育や研修のあり方を、これからも大切にしていきたいと考えています。

AIはエンジニアの価値を奪う存在ではありません。むしろ、問いを立てる力、品質を見極める専門性、そして誠実に人と向き合う人間力…これらはAI時代だからこそ磨かれる本質的な力です。だからこそ、E-agentはエンジニア一人ひとりに伴走しながらその歩みを支えたい。私たちは“人間力”と“専門性”の双方を大切にしながら、あなたらしい次の一歩を共に描いていきます。