【デザイン×AIで課題解決のその先へ】E-agent×STRIXが描くグループ協業の未来

2026.09.25
  • Culture
  • Interview

E-agentが提供できる価値は、エンジニアとのマッチングだけではありません。
私たちの事業会社グループには、各専門性を持った会社があります。その一社が、UI/UXデザインを軸に、AR/XR、Web制作、SES・ラボ型支援などを手掛けるSTRIX(ストリクス株式会社)です。

掲げる理念は、「『わくわく』をとどける」。そしてブランドコンセプトは、「心躍る、世界を変える。」。見た目を美しく整えるだけではなく、企画・分析からユーザー体験を設計し、テクノロジーも掛け合わせながら、企業の課題を形にしていくクリエイティブ集団です。
実はE-agentとSTRIXの関係は、E-agentの創業期までさかのぼります。そして現在では、E-agentのAIスペシャリストとSTRIXがタッグを組み、AIを活用したPoCや高速プロトタイピングに取り組むなど、新たな協業もすでに始まっています。

今回は、E-agentの大橋と、STRIXの加藤・髙木・野田が、両社のこれまでとSTRIXならではの強み、そしてグループだからこそ実現できるこれからについて語りました。

大橋|E-agent

加藤|STRIX 取締役

髙木|STRIX 執行役員

野田|STRIX 執行役員

E-agentのロゴから紐解く創業期から続く関係と、“心躍る”デザインの原点

―E-agentのロゴも、STRIXが制作したんですよね?

大橋:
そうなんです。本当にE-agentの最初の最初の頃から、髙木さんに関わってもらっています。
面白いのが、ロゴより先にE-agentのテーマソングがあったんですよ。当時の私は、まだ完成版でもないテーマソングを自分でギターを弾いて、それをスマートフォンで撮影して髙木さんに送っていました(笑)。
言葉できれいにコンセプトを説明するというより、その映像や音から「こういう会社にしたい」という感覚や空気を受け取ってもらって、インスピレーションを膨らませてもらったんです。今考えると、かなり感覚的なお願いの仕方でしたね。

髙木:
大橋さんからお話を伺いながら、「E」と「A」をつないで現在の形になっていきました。その2文字をつなげていくと、インフィニティマークのような形になる。無限大には、事業がどんどん広がっていくことや、会社が長く成長していくことなど、いろいろなポジティブな意味がありますよね。
そうしたイメージをE-agentにも取り入れられたら、というところから現在のロゴにつながりました。

―改めて、STRIXはどのような会社なのでしょうか?

サイトURL:https://strix-inc.jp/

加藤:
STRIXは、グループ元であるテクノブレイブの中にあったデザイン事業部をルーツに、2015年に分社化して誕生した会社です。
当時のテクノブレイブはシステム開発を中心に強みを持っていましたが、システムの先には必ず、それを使うユーザーがいます。そこにきちんと「デザイン」を届けるための部門としてスタートしたのが私たちです。
そこから長くUIを中心にデザインの知見を積み上げ、現在はUI/UXだけではなく、Web、アプリ、AR/XR、3DCG、インタラクティブデザインなど、かなり幅広い領域まで広がってきました。会社資料でも、UI/UX Design、AR/XR Design、WEB制作支援、SES・ラボ型支援を主要なサービスとして展開しています。

―STRIXが掲げる「『わくわく』をとどける」という理念は、制作物にも表れていますよね。

髙木:
そこはすごく大切にしています。
例えばSTRIXの自社サイトも、「とにかくワクワクするサイトを作りたい」というところから始まりました。
会社のことを文章で説明するだけではなく、サイトに入った瞬間に「STRIXの世界ってこういうものなんだ」と感じてもらいたかったんです。スクロールするたびに何かが起きたり、次に何が出てくるのか楽しみになったり。
実際にユーザー自身が飛び込んで体験できるような、遊び心のあるサイトを目指しました。
例えば、イラストなども含めて、基本的にはすべて社内で制作しています。
今でこそ生成AIを使えばイラストやコーディングもかなり作りやすくなっていますが、当時は画像生成も現在ほど実務で使えるものではありませんでした。だからこそ、人の手で一つひとつ作った温かみも含めて、STRIXらしいサイトになったと思います。

“きれいに作る”だけじゃない。デザインから、顧客の課題を解いていく

―大橋さんから見て、STRIXの一番の強みはどこにあると思いますか?

大橋:
やっぱり、お客様の課題にフォーカスして、そこからデザインの力で解決までの道筋を立てられることだと思います。
一見すると「デザイン会社」という見え方になるかもしれません。ただ、実際にやっていることは、単にWebサイトをきれいにするとか、画面を格好良くするといった話ではないんですよね。
お客様が抱えている課題や問題に対して、「デザインという角度から、こう解決できますよ」とアプローチしていく。その手法やステップにSTRIXならではのオリジナリティがあって、非常に面白いと思っています。
一方で、その価値は言葉だけでは少し伝わりづらい。だからこそ実際の制作物や資料を見てもらうと、「ここまでできるんだ」と一気に伝わる会社でもあると思っています。

―「デザインの前」から入れることも、STRIXの特徴なのでしょうか?

野田:
そうですね。
髙木が見ているクリエイティブ側が「作るところ」を中心に担っているとすれば、私はどちらかというと「案件を作るところ」を担当しています。
お客様との最初の接点から、営業、提案、要件定義、設計、UI/UXを作る前のディレクションまで入っていく。ある程度「何を作るのか」が決まってきたところから、クリエイティブチームとも一緒に動いていくようなイメージです。
もちろん少数精鋭の会社なので、案件によって明確に線を引いているわけではありません。企画する側と制作する側が一緒に考えることも多いですね。

加藤:
私たちの特徴として大きいのは、上流から入れることだと思います。
例えばヒューリスティック分析のように、デザイナーの専門的な視点から既存のサービスを分析したり、カスタマージャーニーを考えたりする。
いきなり「デザインを作りましょう」ではなく、まず「何が課題なのか」「ユーザーにどういう体験を届けるべきなのか」を整理して、そこからデザインを導き出していきます。まさに、見た目を作る前後まで含めて支援することが私たちの仕事だと思っています。

―その中でも、STRIXらしさが表れている案件を教えてください。

引用元URL:https://strix-inc.jp/works/ar-effect/

加藤:
代表的なものは、フジテレビさんと取り組んだ案件ですね。
もともとSNSを中心としたPRのお仕事をさせていただいていて、その中で私たちがインタラクティブデザインもできることを知っていただきました。そこからお声掛けいただき、TikTok向けのARエフェクトなどを制作しました。トレーディングカードを含めたPR施策にも携わっています。
こういう案件は、まさに「Webサイトを作ります」というだけでは生まれない仕事です。
お客様のやりたいことや届けたい体験を聞いて、「それだったらARを使うと面白いですよね」と、企画とテクノロジーとデザインを組み合わせながら提案できる。そこはSTRIXらしさが出ていると思います。

デザイン×AI――E-agentとの協業で、課題解決の幅はさらに広がる

―E-agentとSTRIXでは、すでに新しい協業も始まっているそうですね。

加藤:
はい。今、E-agentと注力して連携しているのが、AIを絡めたプロジェクトです。
E-agentには非常に専門性の高いAIエンジニアがいるので、その力を借りながら、私たちが目指している高速プロトタイピングやPoC支援を進めています。
今、お客様から「AIを使いたい」という話は本当に多いんです。でも、「具体的に何をしたいのか」「どう使えば価値になるのか」までは決まっていないケースが少なくありません。
そこでSTRIXが企画や条件を整理して、デザインとして見える形にする。その先の専門性が必要なエンジニアリングを、E-agentのAIエンジニアに協力してもらう。
実際に、既存のシステムへAIを活用して、どうすればさらに付加価値を生み出せるのかというところから議論し、PoCを作って検証するプロジェクトも進んでいます。

―こうした協業を、今後どのように広げていきたいですか?

大橋:
E-agentの原点にあるのは、エンジニアの「自立(自律)支援」なんです。
エンジニアが経験を積んで、個人事業主になったり、法人を立ち上げたり、その会社がさらに大きくなったりする。それも全部、「自立(自律)」という一つの流れだと考えています。
今、E-agentには約5,000名のエンジニアのデータベースがあります。一方で、すぐ近くにはSTRIXのように、会社という単位で高い専門性を持った仲間もいる。そうした一人ひとり、一社一社の強みを理解して、目の前のお客様の課題に対して「今、この力が必要だ」と思った時にタイミングよく届けていく。それがE-agentの役割だと思っています。
E-agentだけ、STRIXだけで完結するのではなく、お互いの強みを出し合うことで、お客様にもより大きな価値を届けられる。結果としてグループのみんなにも価値が循環する。そういう関係を、もっと広げていきたいですね。

―STRIXから見て、E-agentとはどのような存在ですか?

野田:
E-agentからは、不思議といつも「ちょっと面白そうだな」と思える案件を持ってきてもらえるんです。
「こんな案件があるんだけど、どう?」と声を掛けてもらって、こちらも自由な発想で企画から考えられる。普段とは少し違う経験ができることも多く、純粋に楽しいですね。
その分、僕たちも期待を超える提案を返さないといけないと思っています。
そういう意味では、単純に仕事をもらう、渡すという関係ではなく、お互いに期待し合える関係なのかなと。これからも、その期待を超える仕事でE-agentやグループ全体に貢献していきたいです。

大橋:
まさにその通り。グループには、まだまだそれぞれの強みがあります。まずは私たち自身がそれを知って、お客様にも「テクノブレイブグループなら、こんなことまでできるんだ」と感じてもらえるようにしたい。STRIXとの協業は、その一つの形です。

強みをつなぎ、グループだからこその価値を届ける

E-agentがつないでいるのは、エンジニアと案件だけではありません。
一人ひとりが持つ技術や専門性。そしてSTRIXのようなグループ会社が持つ、デザイン、企画、クリエイティブの力。それぞれの強みを掛け合わせることで、まだ答えのない課題に対しても、新しい選択肢を提示できると私たちは考えています。
デザインとAI。クリエイティブとエンジニアリング。会社という垣根を越え、グループだからこそ生み出せる価値を、これからさらに広げていきます。

Share